ゼロエネ住宅を建てる

30代も中盤に差し掛かり、二人の子供も大きくなるにつけ、賃貸住まいの息苦しさを非常に感じるようになりました。妻も正社員として働いているので、金銭的にもやや豊かな部類に入ると思われる我が家はマイホームの実現が喫緊の課題になっていました。せっかくのマイホームなので、ランニングコストなどさまざま観点から検討して、経済産業省のすすめるゼロエネ住宅を選択することにしました。

 ゼロエネ住宅とは、細かい定義があるようなのですが、基本的定義は「消費エネルギーと作りだすエネルギーの差し引きがゼロ」というものです。一定の断熱性能、自然エネルギーの利用、計測装置の導入、太陽光発電システム、登録された施工業者などの要件を満たせば、経済産業省より一定の補助が受けられます。ただし、この補助金制度は年を追うごとに内容が変わっていくとされ、不透明なものであるといわれています。

 まず、将来のランニングコスト等も考え、施工業者をゼロエネ住宅に強いとされている業者を選定しました。窓にはペアガラスを採用し断熱性能を高めています(同時に防犯効果も期待できるとのことでした)。防犯の面から、一階部分の窓の面積を少なるするという設計としていただけました。軽量鉄骨や木造などさまざま基本的な部分についても設計士さんのアドバイスを仰ぎ、木造の工法を採用しました。耐震の面でも木造の工法を採用しても大丈夫とのことでした。床はもちろん、柱や梁からも木のぬくもりが感じられるようでやはり住んでみて気にこだわってみてよかったかも知れません。太陽光発電システムを導入していることもあり、リビングの床には床暖房も装備しています。

 外断熱を徹底していることもあり、吹き抜けなどを多用し、エアコン一台でも暖かい(やや大げさかも知れません)住宅とのことです。

 照明や採光にも設計段階からこだわりました。付近に高い建物がないなど有利な条件もあり、自然光を多く取り入れ、それにあわせて照明器具の位置にも配慮しました。一階窓の面積自体はそれほど大きくないのですが、2階窓や天井から採光し、家自体が明るい雰囲気を醸しだしてくれています。照明器具に頼らなくても日中は十分な明るさがあります。

 注文住宅だったこともあり、収納には備えつけのものを作っていただくなど、事後の家具購入に頼らなくてもよいようにしていただけました。それでも住んでからは、あれこれと細かな家具をニトリなどで購入することもあり、家を生活に適したものに変えていくという愉しみも生まれています。今は現在の家の雰囲気に気になっているのですが、将来はDIYなどして家具をつくることなどを愉しみにしています。

 取り留めなくなりましたが、まとめますと、家は一生の買い物なので、将来のランニングコストも考え、ゼロエネ住宅にしてよかったと思います。現在のコストだけではなく、将来のコストもしっかり考えて選択して、家族の笑顔も増えたような気がしています。